新型コロナウイルス感染症の感染予防対策のために一気に広がったオンライン御祈祷と郵送御祈祷。
身体の不調やそれぞれの事情でどうしても神社へ行くことが叶わなかった方にとっても、ありがたいことではないでしょうか。
この記事では、オンライン御祈祷ではどんなことが行われるのか、郵送御祈祷との違いなど解説いたします。
オンライン御祈祷・郵送御祈祷について
まだまだ試行錯誤中のオンライン御祈祷
自宅や職場など、場所を選ばずにインターネットで御祈祷を受けることができるオンライン御祈祷。
ZOOMやGoogle meet、YouTubeなどのLIVE映像配信システムを利用して、御祈祷の申込みをした方のみが、御祈祷の様子を視聴できるようにしている神社が多いようです。
スマホやタブレット、パソコンとオンライン環境があれば御祈祷を受けることができます。
また、御祈祷のLIVE配信は行わず、御祈祷と授与品の郵送のみをオンラインで行っている神社もあります。
コロナ禍で急遽対応せざるを得なくなった神社も多く、まだ試行錯誤中ですので、希望の神社のやり方を調べてからお申し込みをしましょう。
少しずつ増えている郵送御祈祷
オンライン御祈祷が増えたといっても、神様にお願いをする神事ですので、オンラインの画面を通すことにまだまだ抵抗のある神職様が多いのも事実です。
そこで少しずつ増えているのが郵送御祈祷。フォームやFAXなどから御祈祷のお申し込みを行い、入金。ＬＩＶＥ配信は行わずに神職様が御祈祷を行った御札などの授与品を後日、郵送で届けてくれます。
もちろん、神社に行って直接ご祈祷を受けることがベストではありますが、様々な理由で伺えないこともあります。
郵送御祈祷も賛否両論があるため行っている神社は少ないですが、御祈祷を受けたいのにどうしても神社に行けない場合は、希望している神社でオンラインや郵送の御祈祷を行っていないか調べてみてはいかがでしょうか。
オンライン御祈祷までの流れ
オンライン御祈祷ってどうやって受けるの？
まだ新しい形のオンライン御祈祷に決まりはありませんが、ここではおおまかな流れを解説します。
まだ新しい形のオンライン御祈祷に決まりはありませんが、ここではおおまかな流れを解説します。
オンライン祈祷を申し込む
希望している神社でオンライン祈祷を行っているか調べ、申し込みをします。ほとんどの場合は申し込みフォームがあり、ない場合はメールでの申し込みになります。
ご入金は、神社指定の方法で行いましましょう。
日程を決める
オンライン御祈祷では、御祈祷のLIVE配信を行ってくださることが多いです。画面に向かえる日程で申し込みましょう。
神社でのご祈祷
オンライン御祈祷のおおまかな流れ
- 神社から送られてきたURLに接続
- LIVE配信の御祈祷を受ける
- 玉串礼拝がある場合は神社の代理の方が行ってくれます
- 御祈祷が終わったら、後日お神札などの授与品がご自宅や職場に郵送されます。
郵送御祈祷のおおまかな流れ
- フォームやメール、FAXなどでお申込み。ご入金。
- 神職様が御祈祷を行ってくれます
- 後日お神札などの授与品がご自宅や職場に郵送されます。
※細かい流れは各神社によって異なります。
オンライン御祈祷のマナー
御初穂料（御祈祷料）の相場は？
祈祷料の相場は5,000円ほどですが、神社によって違いがあります。3,000～10,000円と幅があります。別途送料がかかることが多いので、確認しましょう。
御祈祷を受けるときの服装はどうしたらいい？
オンラインといっても神前ですので、基本的には正装もしくは、セミフォーマルな恰好が好ましいです。男性は黒、グレー、紺などのスーツ。女性はスーツやワンピースがおすすめです。ただし、服装について指定があるわけではありませんので、用意がなければ綺麗めの平服でも構いません。しかし、露出の高い服や派手な装飾品などは避けたほうが無難でしょう。
オンライン・郵送御祈祷まとめ
以前は否定的な意見が多かったオンライン御祈祷・郵送御祈祷ですが、コロナ禍で価値観が急激に変化し、受け付けてくれる神社も増えました。
できれば神社で御祈祷を受けたいと思っていても、コロナ禍で里帰りができなかったり、身体が思うように動かなかったり、様々な理由で御祈祷を受けに行けない方もいらっしゃいます。そんな方々にとってはありがたい変化だったのではないでしょうか。
ご希望の神社で御祈祷を受けて、状況が変化したら直接お礼参りに行くなど、オンライン・郵送ならではの気持ちの工夫ができると良いですね。
