七五三やお宮参り、安産祈願……。
新しい家族の誕生や無事の成長を願うそばには、今も昔も、これからも神社があります。せっかくご祈祷するなら、その意味や由来、流れを今以上に深く・広く理解しませんか?家族の大切な記念日をさらに色濃くし、忘れられない1日になるでしょう。
ご祈祷の予約までの流れや当日の流れ、当日の持ち物などについてご紹介します。全国の神社検索サイト「あまはし」では、登録神社の参拝方法をわかりやすくまとめています。ぜひご活用ください。
七五三やお宮参り、安産祈願……。
新しい家族の誕生や無事の成長を願うそばには、今も昔も、これからも神社があります。せっかくご祈祷するなら、その意味や由来、流れを今以上に深く・広く理解しませんか?家族の大切な記念日をさらに色濃くし、忘れられない1日になるでしょう。
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子どもの長寿と幸福を祈願する「髪置き」、「袴着」、「帯解き」など、平安時代の儀式が由来とされています。3歳、5歳、7歳になる年の11月15日に氏神様に参拝し、子どもの成長を感謝するとともに、これからの健やかな成長を祈願します。昔は子どもの死亡率が非常に高く、節目に成長を祝う風習がありました。医療が発達した今も、子どもを思う親心が七五三というかたちで、脈々と受け継がれています。また地域によっても風習に違いが見られ、祝い方や捉え方が異なります。
満年齢 | 令和2年(2020)生まれ |
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数え年 | 令和3年(2021)生まれ |
不揃いだった髪を、男の子は結うため、女の子は美しく伸ばすために整える儀礼。赤ちゃんから子どもに成長したことをお祝いする意味があります。
満年齢 | 平成30年(2018)生まれ |
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数え年 | 平成31年・令和元年(2019)生まれ |
おとなの仲間入りとして、男の子が初めて袴をはく儀礼です。女の子を被衣初(かづきぞめ)としてお祝いすることがあります。
満年齢 | 平成28年(2016)生まれ |
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数え年 | 平成29年(2017)生まれ |
子ども用の付紐を解いて、おとなと同じ帯をつける女の子の儀礼。無事に成長した証であり、おとなへの仲間入りの儀式とされています。
七五三で大事なことは神社の参拝です。ご祈祷を希望する場合は、予約が必要かどうか事前に確認しましょう。繁忙期は予約を受け付けていない神社もあります。加えて「写真撮影」「会食」もするかどうかを含め、目的を明確にしましょう。
古来より七五三は11月15日にするとされてきましたが、ほとんどの場合、休日ではありません。前後の休日や10・11月の大安など、「都合のよい日」を選ぶといいでしょう。最近では「桜七五三」や「紅葉七五三」など写真背景を優先した七五三詣も増えてきました。神社で撮影する出張撮影なら、移動の負担を減らせる上、とっておきの記念写真になるでしょう。
スタジオでの写真撮影は「当日撮り」、参拝の前後、別の日に撮影する「前撮り」「後撮り」があります。「当日撮り」は撮影と参拝を同じ日にまとめるため一見効率的ですが、時間がかかるためお子さんの体力と機嫌を維持するのが難しく、注意が必要です。
地域を守る「氏神様」の神社への参拝が一般的です。最近は、住まいの立地に関係なく、大きな神社でお祝いする方も増えています。神社が決まりご祈祷の予約が済めば、ご祈祷へのお礼「初穂料」について事前に確認しておくと、当日の動きがスムーズです。「あまはし」のトップページには、お住まい付近の神社が表示されます。ぜひご活用ください。
一般的には着物レンタルサイトや写真スタジオの衣装をレンタルするものですが、神社でも借りられる場合があります。詳しくは神社のホームページを確認するか、直接お問い合わせください。着付けやヘアセットの予約もお忘れなく。
スタジオで撮影する場合は、早めに予約しましょう。当日撮りとなる場合は、前の人の撮影が長引いて時間通りにならないケースも多いため、余裕のあるスケジュールを組む必要があります。出張撮影を頼むなどの、負担を減らす工夫も大事です。また、出張撮影が可能な神社かどうかは、あらかじめ直接ご確認することをおすすめします。
※撮影が不可の神社もあります。出張撮影をする場合は事前に確認をしましょう。
会食の場合は、少人数でもあらかじめ予約をしておきましょう。最近ではご自宅でゆっくりと楽しむ、高級なお弁当やケータリングも人気です。
衣装をレンタルする場所や各神社により異なります。
詳細については、神社などに直接お問い合わせください。
また、出張撮影が可能な神社かどうかは、あらかじめ確認しましょう。
着付けとヘアメイクをします。ご自身で着付けができない場合は、貸衣装店やフォトスタジオ、美容院が指定する持ち物を準備しておきましょう。
ご両親も着付けされる場合は、事前に確認しましょう。
まだ小さいお子さんは午後になると疲れてしまうため、3歳の七五三や小さなご兄弟で撮影を希望される場合は、午前中の写真撮影がおすすめです。神社の境内やご祈祷中の様子を写真に残したい場合は、出張撮影もご検討ください。
七五三は「お子さんの健やかな成長をお祝いし、長寿や幸福を祈念する」ための儀式ですので、神社でのご祈祷がもっとも重要です。神社に到着したら、まず参拝をしましょう。
※細かい流れは各神社によって異なります。ご祈祷を受ける神社に合わせてお参りください。
ご祈祷にいたる当日の大まかな流れは以下の通りです。
※細かい流れは各神社によって異なります。詳細はご祈祷を受ける神社まで直接お問い合わせください。
めったに会えない祖父母や親戚を招待される方も少なくありません。会食をするなら少人数でも事前の予約はもちろん、悪天候や体調不良によるキャンセル料の有無、予約日時の変更が可能かどうかの確認も重要です。
最近ではケータリングを利用した自宅の会食や会食を行わないご家庭もあります。会場選びは、準備・移動や当日のスケジュールが負担にならず、お祝いの1日を楽しく過ごせることを優先してお考えください。
のし袋に入れて準備しましょう。
扇子や箱迫(はこせこ)、巾着などをご用意ください。
その他、着替や履き慣れた靴(靴下もセットで)、タオル、ストロー、防寒グッズやお気に入りのおもちゃ、動画が見られる端末、飲み物、おやつ(ラムネやグミ、飲むゼリーなど食べさせやすいもの)、ウェットティッシュ、エコバックがあると便利です。
数え年でも満年齢でも、どちらで七五三をお祝いしても構いません。
数え年は、新生児を1歳として、正月を迎えるたびに年齢が増えるという昔の考え方です。そのため、本来は数え年となりますが、最近ではお子さんの体力面を考慮して、満年齢でお祝いする方が増えているようです。
天和元年11月15日に徳川家6代綱吉の子、徳松君が七五三をお祝いしたことに由来すると言われていますが、実際の起源は平安時代まで遡ります。ですので、必ずしもこの日にお参りする必要はありません。前後の休日や10・11月にある大安の日など、「都合のよい日」でお選びください。「桜七五三」や「紅葉七五三」など、写真背景を優先した七五三も増えています。
例えばお姉さんが満7歳、弟さんが数え5歳などのように、柔軟に考えて七五三の時期を決めるご家庭は少なくありません。年齢にこだわり過ぎず、同じタイミングにまとめて、準備や出費の負担を減らすよう工夫しましょう。
神社によりますが、「お気持ち」とされるところもあるようです。相場は5,000〜10,000円とされています。兄弟でご祈祷する場合はそれぞれに納めたり、多めに包むこともあります。
ご祈祷は神様への報告ですので、基本的には撮影不可です。撮影を許可している神社もあるため、直接ご確認ください。
正装もしくは準礼装(セミフォーマル)を心がけてください。とはいえ、過程も含めて、着物の方が思い出深い写真になるかもしれません。
神様に報告するお祝いですので、和装でも洋装でも構いませんが、普段着は避けましょう。
実際は、動きやすい準礼装(セミフォーマル)の方が多いようです。洋装なら、お子さんがぐずった時に対応できるように、ヒールのない靴がおすすめです。
最近ではご両親ともに和装を選択するご家族も増えてきました。
着物の羽織が、スーツの背広にあたります。暑くてもご祈祷中は羽織るようにしましょう。
訪問着はもちろん、付け下げや色無地も好まれます。細かい柄の入った小紋は普段着のため不向きですが、江戸小紋の三役(鮫、行儀、通し)と呼ばれる礼装向きなら問題ありません。
また、お子さんが主役ですので、控えめの色・柄を選びましょう。
誕生した土地の守護神「産土神様(うぶすながみ)」に、赤ちゃんの誕生を報告し、健やかな成長とご加護をお祈りする儀式です。産後に神様へ挨拶する風習「産土詣(うぶすなもうで)」を起源とし、室町時代頃に「お宮参り」と呼ぶようになりました。初宮参り(はつみやまいり)や初宮詣(はつみやもうで)と表現する地域もあります。
もともとは赤ちゃんのお父さんと父方の両親が産土神様に報告しに行く風習でしたが、現代ではお母さんが同行することがほとんどです。生後1か月を目安に、お住まい近くの氏神様にお参りするのが一般的です。しかし暑さの厳しい真夏や雪で足元が悪くなる真冬は、お食い初めのタイミングに変更したり、気候が穏やかになる時期にずらすなど、柔軟に考えましょう。
「神社での祈祷」「写真撮影」「会食」のいずれを行うのか、目的を決めましょう。赤ちゃんやお母さんの体調によっては、正式な日にちにこだわる必要はありません。ご祈祷を希望する場合は、事前に予約が必要な神社かどうか念のため確認することをおすすめします。まだ産後1か月程度ですので、スタジオ撮影や料亭での会食にこだわらず出張撮影やケータリング、仕出し弁当を利用するなど工夫して、母子の負担を減らしましょう。
お宮参りの時期に目安はあるものの、その日程にしばられる必要はありません。母子ともに体調が安定する1か月健診終了後くらいの、徐々に外出しはじめる頃が目安です。また、土地の風習や気候により時期が前後することもあります。「お七夜」や「百日祝い」とあわせてお祝いすることもあるため、近隣の方に確認するといいでしょう。
女の子 | 生後32日〜33日目 |
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男の子 | 生後31日〜32日目 |
大安 | 「1日を通して吉」とされ、お宮参りに最適。ただし、参拝者が多く、神社が混み合う場合もあります。 |
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先勝 | 「午前は吉・午後は凶」とされる日。午前中の参拝であれば、先勝の日がおすすめです。 |
友引 | 「朝と夕方は吉・昼は凶」とされ、文字通り、友人を引き込むという意味があり、お祝いごと向きです。赤ちゃんの負担が大きい夕方より、午前中が好ましいでしょう。 |
お住まいの地域の産土神様(うぶすながみ)に赤ちゃんの誕生を報告することが目的ですので、有名な神社まで足を運ぶ必要はありません。ご祈祷の予約が必要な神社か確認し、「初穂料」についても事前に確認しておくと、当日の動きがスムーズです。
「あまはし」のトップページには、お住まい付近の神社が表示されます。ぜひご活用ください。
各都道府県にある神社庁に電話で確認できます。なお、現代ではほとんど同一視されていますが、産土神様(うぶすながみ)と氏神様が異なる場合もあります。お宮参りでは産土神様(うぶすながみ)の神社ということが大事です。
参拝すべき神社がどこかわからない場合
「白羽二重(しろはぶたえ)」という着物の上に、祝い着を羽織るスタイルが赤ちゃんの正装とされています。最近は、ベビードレスの上に祝い着を掛けたり、ベビードレスのみでお宮参りをするご家族も増えてきました。
着物レンタルサイトや写真スタジオの衣装レンタルが一般的ですが、神社でも借りられる場合があります。事前にご確認ください。
定番の模様・柄 | 美しさや気品を表す「友禅模様(ゆうぜんもよう)」に手毬、牡丹や芍薬、桜といった花や花車・御所車など |
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定番の色 | 赤やピンク、最近では白色 |
定番の模様・柄 | 出世や大成を表す「熨斗目模様(のしめもよう)」に鷹、兜、武者など |
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定番の色 | 黒・濃紺・紫・深緑、水色 |
撮影を希望する場合は、出張撮影にするかスタジオ撮影にするか決めて予約をしましょう。スタジオでお宮参りの当日撮りとなる場合は、前の人の撮影が長引いて時間どおりにならないケースも多いため、余裕のあるスケジュールを組む必要があります。とはいえ、母子の体調が第一です。撮影日とご祈祷の日にちをずらしたり、出張撮影を頼むなど、負担を減らす工夫も大事です。
※撮影が不可の神社もあります。出張撮影をする場合は事前に確認をしましょう。
地域や土地の風習に従って会食の場をもうけることもありますが、生後1か月の赤ちゃんもいるため長時間の会食はあまりおすすめできません。母子の体調を第一に考えて予定を決めましょう。最近ではご自宅でゆっくりと楽しむ、高級なお弁当やケータリングが人気です。赤ちゃんが落ち着ける環境で、普段は口にしない豪華な素材や華やかな見た目の料理を家族で囲むだけでも十分です。
衣装をレンタルする場所や各神社により異なります。詳細については、神社や写真スタジオに直接お問い合わせください。
母親が着物をお召しになる場合は、着付けとヘアメイクをします。貸衣装店やフォトスタジオ、美容院があらかじめ指定する持ち物を準備しておきましょう。
着物での撮影は記念になりますが、赤ちゃんと一緒のお参りであることを踏まえ、負担の少ない準礼装(セミフォーマル)がおすすめです。着物を着たまま授乳する方法を確認しておくと当日スムーズです。産後1か月は体調が戻らない人も少なくありません。体調にあわせて予定を決めましょう。
神社の境内やご祈祷中の様子を写真に残したい場合は、出張撮影が便利です。スタジオ撮影にこだわる場合は、午前中に済ませるか、別日で予定を立てましょう。
お宮参りは産土神様(うぶすながみ)へ赤ちゃんの誕生を報告し、健やかな成長を祈願するための行事です。神社に到着したら、まず参拝をしましょう。
※細かい流れは各神社によって異なります。ご祈祷を受ける神社に合わせてお参りください。
ご祈祷にいたる当日の大まかな流れは以下の通りです。
※細かい流れは各神社によって異なります。詳細はご祈祷を受ける神社まで直接お問い合わせください。
お母さんの体調が不安定で、生後1か月の赤ちゃんとの長時間にわたる外出は母子ともに大きな負担です。会食を希望する場合は、個室や授乳室、おむつ替えスペースが設けられているなどを基準にお店を選びましょう。
のし袋に入れて準備しましょう。
おむつやおしりふきなどを準備します。想定外のことが起こる可能性もあり、「普段より多め」を心がけてください。
必要な方は、ミルクや哺乳瓶などもお忘れなく。液体ミルクが便利です。
撮影とお宮参りが終われば、普段着に着替えると赤ちゃんも機嫌よく過ごせます。
その他、お気に入りのおもちゃやベビーカー、だっこ紐、気温を調節する帽子・ブランケットがあると便利です。
古い慣習では、赤ちゃんのお父さんと父方の祖父母で神社に参拝していました。
しかし最近は産後のリスクも軽減したこともあり、お母さんも一緒に参拝する方が一般的です。
せっかくのお祝いですので「お父さんとお母さんだけで」「両家の祖父母と」「兄弟姉妹と」など、各家庭のご都合にあわせて参拝されることをおすすめします。
かつては、父方の祖母の役割だとされてきました。伝統を重んじる場合は父方の祖母が赤ちゃんを抱っこします。
現在は、以前ほどこうした「しきたり」にこだわらない傾向にありますが、双方のご両親とともにあらかじめ相談しておく方がベターです。
もともとお宮参りは、赤ちゃんとお父さんと父方の祖父母で神社に参拝するお祝いでした。お母さんの体調が優れない場合は、無理せず伝統に従いましょう。
産後1か月のお母さんは、ご自身が考える以上に不安定です。赤ちゃんのお世話から解放されてゆっくりできる、束の間のご褒美の時間と考えてもよいでしょう。この時期の無理は禁物です。
お宮参りは産土神様(うぶすながみ)への誕生報告が目的ですので、基本的には氏神様にお参りします。
一方で、「安産祈願のお礼参り」という考え方もあるため、安産祈願と同じ神社にお参りしてもよいでしょう。体調を最優先し、ご祈祷を受ける神社を決めてください。
「1か月検診」は、外出の練習でもあります。お宮参りも同じ時期ですので、外出自体に問題はありません。そうは言っても、まだ首も座っていない赤ちゃんとのお出かけを不安に思うお母さんも多いでしょう。
そのため最近では生後100日を目安に、お食い初めとともにお宮参りをするケースも増えているようです。安心できる方法でお祝いを楽しんでください。
神社によりますが、「お気持ち」とされるところもあるようです。相場は5,000〜10,000円です。
赤ちゃんの正装・白羽二重を用意することが難しくなってきたことから、最近はベビードレスの上に祝い着を掛ける方が多いようです。ベビードレスのみや、きれいめの普段着でも問題ありません。
大人は赤ちゃんが正装なら、女性は訪問着や色無地、男性は礼服(ブラックのフォーマルスーツ)を。洋装に祝い着なら、女性はスーツや準礼装のワンピース、男性はダークカラーのスーツがベターですが、お母さんには授乳しやすい準礼服がおすすめです。
着物を着る場合は、液体ミルクを持参するなど工夫しましょう。
幼稚園・保育園の制服が正装になります。制服がない場合は、フォーマルウェアかきれいめな服にしましょう。襟付きの白い服を基調に、黒か紺のコーディネートがベターです。
着物をかけると内側のドレスはほとんど見えません。肩が出ないもので白一色なら、季節にあわせた服装にしても構いません。
ベビードレスをメインに、写真を撮る短時間だけ着物をかけるなど、赤ちゃんの負担が少なくなるように工夫してみてください。
また、熱中症のリスクが高い時期と重なってしまった場合などは、無理せず柔軟に日程を調整しましょう。
安産祈願は「安産でありますように」「母子ともに健康でありますように」という願いを込めてご祈祷をする行事。出産が軽く、子だくさんで有名なことから安産の守り神とされている犬(戌)にあやかって、妊娠5か月目の「戌の日」のお参りが一般的です。
少しずつお腹も大きくなる安定期で、ちょうど腹帯を巻くタイミングと重なります。そのため「帯祝い」とも呼ばれますが、厳密には「帯祝い」は「腹帯を初めて巻くお祝い」ですので、安産祈願とは別のお祝いです。しかしその日のうちに、安産祈願でお祓いをした腹帯を巻く方が多いことから、安産祈願と帯祝いは同一視されるようになったようです。
お腹を締め付けないゆったりとした洋服でかまいません。
ただしご祈祷を行うため、カジュアルな服装は避けて、清潔感のあるきれいめの格好を心掛けましょう。
神社への参拝・祈祷がメインですので、特別希望されない限り衣装・撮影・会食の手配は不要です。
妊娠5か月目を迎えた最初の戌の日が一般的で、大安が重なるとさらに縁起がいいといわれています。しかし、初めて腹帯を巻く「帯祝い」を戌の日にすればいいという考え方もあるため、混雑を避けて事前にご祈祷を受けておくのもおすすめです。妊婦さんの体調を最優先にしつつ、ご家族の都合をあわせて日どりを決めましょう。
1月 | 4日(水)赤口 | 16日(月)赤口 | 28日(土)先勝 |
---|---|---|---|
2月 | 9日(木)先勝 | 21日(火)先負 | |
3月 | 5日(日)先負 | 17日(金)先負 | 29日(水)先負 |
4月 | 10日(月)先負 | 22日(土)大安 | |
5月 | 4日(木)大安 | 16日(火)大安 | 28日(日)赤口 |
6月 | 9日(金)赤口 | 21日(水)友引 | |
7月 | 3日(月)友引 | 15日(土)友引 | 27日(木)先負 |
8月 | 8日(火)先負 | 20日(日)大安 | |
9月 | 1日(金)大安 | 13日(水)大安 | 25日(月)赤口 |
10月 | 7日(土)赤口 | 19日(木)先勝 | 31日(火)先勝 |
11月 | 12日(日)先勝 | 24日(金)先負 | |
12月 | 6日(水)先負 | 18日(月)仏滅 | 30(土)仏滅 |
※赤文字の日は大安の戌の日です。
特にこだわりがなければ、ご自宅近くの神社を選ぶとよいでしょう。さらにご祈祷の予約、必要があれば駐車場の場所の有無を確認してください。ご祈祷へのお礼「初穂料」についても事前に調べておくと、当日の動きがスムーズです。
当日は、神社に到着したらまず参拝をしましょう。
※細かい流れは各神社によって異なります。ご祈祷を受ける神社に合わせてお参りください。
ご祈祷にいたる当日の大まかな流れは以下の通りです。
※細かい流れは各神社によって異なります。詳細はご祈祷を受ける神社に直接お問い合わせください。
のし袋に入れて準備しましょう。
神社で用意しているケースもあります。持参する場合は、昔ながらのサラシにこだわらず「マタニティガードル」や「サポートベルト」でも問題ありません。
ご祈祷には不要ですが、万が一のため妊娠中は常に持ち歩きましょう。
戌の日にこだわる必要はありません。妊婦さんの体調を最優先に、ご家族の都合をあわせた日どりにしましょう。混雑を避けつつ良い日どりを希望される場合は、戌の日以外の大安吉日、もしくは犬と同様に多産・安産の動物である、子の日(ねずみ)、卯の日(うさぎ)、申の日(さる)を選んでもよいでしょう。
以前は妊婦さんの母親が同行することが一般的でしたが、決まりはありません。パートナーと行ったり、親戚が遠方の場合はお友だちを誘うなど、それぞれの環境に応じて決めてください。妊婦さんの体調が変化することも考えられるため、二人以上の行動が安心です。
腹帯の色・柄・素材について特に決まりはありません。購入したものを持参したり、神社が用意する場合などがあります。いずれかは、安産祈願を予約した神社まで直接お問い合わせください。
「安産」や神社名の文字が入った印を希望される場合は、インクがのる色・素材であることを確認しましょう。片手サイズの布にあらかじめ神社名や「安産」と印字した「安産布」を配布する神社もあります。
着物など正装にこだわる必要はありません。体調を優先して体やお腹周りに負担のない装いを心がけましょう。ただし、大切な儀式に参加するため、露出の多い服装やカジュアルすぎる服装は控えてください。
神社で腹帯を用意しているケースもあるため、あらかじめ確認することをおすすめします。
あくまでも妊婦さん本人の無事と安産を願うご祈祷ですので、腹帯の用意がない神社のご祈祷に腹帯を持参しなくても問題ありません。
腹帯とともにご祈祷を希望される場合は、持参しましょう。
特に決まりはありません。ご祈祷の際に、膝の上に載せることもあるため、風呂敷や手頃なサイズの袋など、きれいに包めるものがあるとよいでしょう。
購入時の状態でも問題ありませんが、印を押してもらう際にさっと取り出せるようにしておくと当日スムーズです。
安産祈願は、あくまでも妊婦さんご自身が受けるお祓いですので、特に決まりはありません。
すでにお腹が大きくて、腹帯があると楽な場合は、巻いていくことをおすすめします。ご祈祷を受けた腹帯を「帯祝い」に使いたい場合は持参しましょう。
問題ありません。多少は色が落ちても、ご利益は変わりません。色移りが気になる場合は、洗濯ネットに入れましょう。
氏神様をお探しの方でわからない場合は、各都道府県の神社庁にお問い合わせください。
神社名 | 住所 | 電話番号 |
---|---|---|
北海道神社庁 | 〒064-0959 札幌市中央区宮ヶ丘474-35 | 011(621)0769 |
青森県神社庁 | 〒038-0024 青森市浪館前田1-2-1 | 017(781)9461 |
岩手県神社庁 | 〒020-0872 盛岡市八幡町13-2 | 019(622)8648 |
宮城県神社庁 | 〒980-0014 仙台市青葉区本町1-9-8 | 022(222)6663 |
秋田県神社庁 | 〒010-1427 秋田市仁井田新田2-15-26 | 018(892)7932 |
山形県神社庁 | 〒990-0053 山形市薬師町2-8-75 | 023(622)4509 |
福島県神社庁 | 〒963-8034 郡山市島1-10-20 | 024(925)0457 |
茨城県神社庁 | 〒319-0397 水戸市三湯町1108-300 | 029(257)0111 |
栃木県神社庁 | 〒320-0015 宇都宮市八幡台14-24 | 028(625)2011 |
群馬県神社庁 | 〒370-0861 高崎市八千代町2-4-26 | 027(326)2274 |
埼玉県神社庁 | 〒330-0803 さいたま市大宮区高鼻町1-447-1 | 048(643)3542 |
千葉県神社庁 | 〒260-0001 千葉市中央区都町4-3-1 | 043(310)7166 |
東京都神社庁 | 〒107-0051 港区元赤坂2-2-3 | 03(3404)6525 |
神奈川県神社庁 | 〒235-0019 横浜市磯子区磯子台20-1 | 045(761)6387 |
新潟県神社庁 | 〒955-0042 三条市下坂井14-21 | 0256(32)0613 |
富山県神社庁 | 〒930-0088 富山市諏訪川原1-10-21 | 076(432)7390 |
石川県神社庁 | 〒920-0811 金沢市小坂町西44 | 076(252)7771 |
福井県神社庁 | 〒918-8014 福井市花堂中1-3-28 | 0776(34)5846 |
山梨県神社庁 | 〒400-0013 甲府市岩窪町572 | 055(288)0003 |
長野県神社庁 | 〒380-0801 長野市箱清水1-6-1 | 026(232)3355 |
岐阜県神社庁 | 〒500-8384 岐阜市藪田南3-8-24 | 058(273)3525 |
静岡県神社庁 | 〒420-0821 静岡市葵区柚木250-2 | 054(261)9030 |
愛知県神社庁 | 〒456-0031 名古屋市熱田区神宮1-1-1 | 052(682)8041 |
三重県神社庁 | 〒514-0005 津市鳥居町210-2 | 059(226)8042 |
滋賀県神社庁 | 〒520-0035 大津市小関町3-26 | 077(524)2753 |
京都府神社庁 | 〒616-0022 京都市西京区嵐山朝月町68-8 | 075(863)6677 |
大阪府神社庁 | 〒541-0056 大阪市中央区久太郎町4丁目渡辺6号 | 06(6245)5741 |
兵庫県神社庁 | 〒650-0015 神戸市中央区多聞通3-1-1 | 078(341)1145 |
奈良県神社庁 | 〒634-0063 橿原市久米町934 | 0744(22)4731 |
和歌山県神社庁 | 〒641-0022 和歌山市和歌浦南3-4-10 | 073(446)5611 |
鳥取県神社庁 | 〒680-0015 鳥取市上町87 | 0857(24)7699 |
島根県神社庁 | 〒699-0701 出雲市大社町杵築東286 | 0853(53)2149 |
岡山県神社庁 | 〒703-8272 岡山市中区奥市3-22 | 086(270)2122 |
広島県神社庁 | 〒732-0057 広島市東区二葉の里2-1-1-2 | 082(261)0563 |
山口県神社庁 | 〒753-0091 山口市天花1-1-3 | 083(922)0506 |
徳島県神社庁 | 〒770-8007 徳島市新浜本町2-3-61 | 088(663)5102 |
香川県神社庁 | 〒760-0005 髙松市宮脇町1-30-3 | 087(831)2775 |
愛媛県神社庁 | 〒791-0301 東温市南方1954-2 | 089(966)6640 |
高知県神社庁 | 〒780-0065 高知市塩田町19-33 | 088(823)4304 |
福岡県神社庁 | 〒812-0055 福岡市東区東浜1-5-88 | 092(641)3505 |
佐賀県神社庁 | 〒840-0843 佐賀市川原町8-27 | 0952(23)2616 |
長崎県神社庁 | 〒850-0006 長崎市上西山町19-3 | 095(827)5689 |
熊本県神社庁 | 〒860-0005 熊本市中央区宮内3-1 | 096(322)7474 |
大分県神社庁 | 〒870-0047 大分市中島西3-8-19 | 097(532)2784 |
宮崎県神社庁 | 〒880-0053 宮崎市神宮2-4-2 | 0985(25)1775 |
鹿児島県神社庁 | 〒892-0841 鹿児島市照国町19-20 | 099(223)0061 |
沖縄県神社庁 | 〒900-0031 那覇市若狭1-25-11波上宮内 | 098(868)3697 |